ソースはナリナリドットコム
http://www.narinari.com/Nd/20140224831.html
ニシンを塩漬けにして発酵させた珍味で、“世界一臭い缶詰”として知られるシュールストレミング。
この缶詰に、恐怖を感じたノルウェーの夫婦がいる。
先ごろ2人は、所有する山小屋の軒と屋根の間に錆びた缶詰が挟まっているのを発見した。
それは24年前、パーティーで残ったものを夫が置いたまま忘れていた、シュールストレミングの
缶詰。ただでさえ臭い食べ物が、さらに24年もの時間をかけて発酵され「どれだけ臭くなって
いるのか」恐れた夫婦は、スウェーデンでシュールストレミングの普及促進を行っている専門家へ
処理の依頼を依頼したという。
スウェーデン紙ザ・ローカルやノルウェー放送局NRKによると、24年前の缶詰を見つけたのは、
ノルウェー・トリシルに山小屋を所有するインゲ・ハウゲンさん、ビョルグさん夫妻。
2人は最近、山小屋の屋根下から覗いていたシュールストレミングの缶詰を見つけた。
妻ビョルグさんの話では、見つかったのは1990年3月にパーティーで食べ残したもので、
2缶を食べて満足した夫が残った1缶をそこにしまい、そのまま忘れてしまったそうだ。
きれいに軒と屋根の間に挟まった缶詰は、24年の時を経て全体的にすっかり錆びついている様子。
しかも中の発酵が進んで缶が膨張していた。この状況に「いつ爆発するか分からない」と恐怖を
感じたという夫婦。発酵が進み「どれだけ臭くなっているのか」分からない中身が飛び散れば、
付近に与える迷惑も相当なものと考え、ひとまず近所の人に事情を説明して注意を促し、念のため
ノルウェー軍にまで知らせたという。
そして、もはや恐怖でしかない缶詰をどう処理すべきか困った夫婦は、シュールストレミングの母国
スウェーデンに助けを求めた。
これに応じたのは、シュールストレミングの普及促進活動を行っている専門家の
ルベン・マドセンさん。彼は夫婦に「全く爆発の危険はない」と安心させた上で、処理依頼を
快諾した。シュールストレミングは「時間と共に味わいが豊かになる」と話す彼だが、
自身が持っているコレクションでも古いのは15年モノが精いっぱい。そこに突然“24年モノ”が
現れたとなれば、専門家としての興味は抑えられず、夫婦の依頼を快諾したようだ。
そこでマドセンさんは2月18日にトリシルへ出向いて、24年モノの“シュールストレミング開缶式”を
行うと宣言。この知らせはノルウェーとスウェーデン両国のメディアでも注目を集め、
「よだれを流しそうになる」シュールストレミング好きの人も多く詰めかけるのではないかと
報じられた。
YouTube動画 Norway: Potentially explosive 25-year-old tin of fermented herring disarmed but inedible
http://youtu.be/Tm2EOq0JGYo
そして迎えた“開缶式”の当日。集まったシュールストレミング愛好家が見守る中で、軒から缶詰が外され、缶を開けてみると……。中味はどろどろで、臭いについてはマドセンさん曰く「腐った卵のようなニオイ」だったそうだ。結局、食べられる状態ではないと判断。24年モノを味わうという夢は、幻となってしまった。
http://www.narinari.com/Nd/20140224831.html
ニシンを塩漬けにして発酵させた珍味で、“世界一臭い缶詰”として知られるシュールストレミング。
この缶詰に、恐怖を感じたノルウェーの夫婦がいる。
先ごろ2人は、所有する山小屋の軒と屋根の間に錆びた缶詰が挟まっているのを発見した。
それは24年前、パーティーで残ったものを夫が置いたまま忘れていた、シュールストレミングの
缶詰。ただでさえ臭い食べ物が、さらに24年もの時間をかけて発酵され「どれだけ臭くなって
いるのか」恐れた夫婦は、スウェーデンでシュールストレミングの普及促進を行っている専門家へ
処理の依頼を依頼したという。
スウェーデン紙ザ・ローカルやノルウェー放送局NRKによると、24年前の缶詰を見つけたのは、
ノルウェー・トリシルに山小屋を所有するインゲ・ハウゲンさん、ビョルグさん夫妻。
2人は最近、山小屋の屋根下から覗いていたシュールストレミングの缶詰を見つけた。
妻ビョルグさんの話では、見つかったのは1990年3月にパーティーで食べ残したもので、
2缶を食べて満足した夫が残った1缶をそこにしまい、そのまま忘れてしまったそうだ。
きれいに軒と屋根の間に挟まった缶詰は、24年の時を経て全体的にすっかり錆びついている様子。
しかも中の発酵が進んで缶が膨張していた。この状況に「いつ爆発するか分からない」と恐怖を
感じたという夫婦。発酵が進み「どれだけ臭くなっているのか」分からない中身が飛び散れば、
付近に与える迷惑も相当なものと考え、ひとまず近所の人に事情を説明して注意を促し、念のため
ノルウェー軍にまで知らせたという。
そして、もはや恐怖でしかない缶詰をどう処理すべきか困った夫婦は、シュールストレミングの母国
スウェーデンに助けを求めた。
これに応じたのは、シュールストレミングの普及促進活動を行っている専門家の
ルベン・マドセンさん。彼は夫婦に「全く爆発の危険はない」と安心させた上で、処理依頼を
快諾した。シュールストレミングは「時間と共に味わいが豊かになる」と話す彼だが、
自身が持っているコレクションでも古いのは15年モノが精いっぱい。そこに突然“24年モノ”が
現れたとなれば、専門家としての興味は抑えられず、夫婦の依頼を快諾したようだ。
そこでマドセンさんは2月18日にトリシルへ出向いて、24年モノの“シュールストレミング開缶式”を
行うと宣言。この知らせはノルウェーとスウェーデン両国のメディアでも注目を集め、
「よだれを流しそうになる」シュールストレミング好きの人も多く詰めかけるのではないかと
報じられた。
YouTube動画 Norway: Potentially explosive 25-year-old tin of fermented herring disarmed but inedible
http://youtu.be/Tm2EOq0JGYo
そして迎えた“開缶式”の当日。集まったシュールストレミング愛好家が見守る中で、軒から缶詰が外され、缶を開けてみると……。中味はどろどろで、臭いについてはマドセンさん曰く「腐った卵のようなニオイ」だったそうだ。結局、食べられる状態ではないと判断。24年モノを味わうという夢は、幻となってしまった。